わたしはミニマリストじゃなくてマキシマリストでした!?
わたしはミニマリストです!
と自称することにずっと疑問を持っていました。
なるべくものを減らしたいと思う反面、色味を抑えたガラーンとした部屋や洋服に魅力は感じず、派手な服やインテリアが好きです!
そこでマキシマリストについて調べてみたところ
わたしはマキシマリストなんだ!
と納得することができました。
ミニマリストとマキシマリストって全くの逆じゃないの?
と疑問を持つ人もいると思いますが、調べてみると共通点がたくさんあることがわかりました!
もし、モノは少なくしたいけどミニマリストと自称することに違和感を感じる人はぜひ参考にしてください◎
マキシマリストとは?
マキシマリストはミニマリストの対義語として最近使われ始めた言葉です。
言葉としては歴史が浅いですが、コレクターをはじめとした好きなものに囲まれて暮らす人は昔から存在します。
ですので、言葉が使われ始めた時にはすでにマキシマリストというライフスタイルは市民権を得ていました。
元々、マキシマリストという言葉は政治の世界で「何ごとにも妥協せずに最大限要求する人」という意味で使われていたそうです。
「何ごとにも妥協せずに最大限要求する人」をライフスタイルにも当てはめてみるとミニマリストの対義語としてのマキシマリストとは違った側面が見えてきます!
ミニマリストとは?
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
物を持たずに暮らす人の意味では、2010年前後から海外で使われるようになり、その後日本でも広まったと見られる。何を持ち何を持たないかは人それぞれだが、少ない服を制服のように着回したり、一つの物を様々な用途に使ったりするほか、誰かと共有したり借りたりすることで、自分が所有する物を厳選している点が共通している。
少ない物で豊かに暮らすという考え方自体は、環境問題の深刻化などを背景に以前からあった。近年は、物だけでなく多くの情報が流通する中で、たくさんの物を手に入れても満たされなかったり、多くの物に埋もれて必要な物が見えなくなったりして生きづらさを感じる人たちが増え、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで楽に生きたいと共感が広がっているようだ。必要な物だけを持つミニマリストの思想は、10年頃から流行した整理法「断捨離(だんしゃり)」などにも通じる考え方と言える。
原田英美 ライター/2015年
コトバンクより
今ミニマリストと呼ばれる人たちは必要最小限のモノで暮らすことを通り越して、必要なものも手放しているような極端な人が多い気がしているのはわたしだけでしょうか?笑
もちろん、その人のライフスタイルに合わせているのはわかるのですがこのような極端な例をよく見ます。
- テレビを手放した(これはまだわかる)
- 自炊しないので炊飯器を手放した
- 自炊しないのでレンジと湯沸器以外の全ての調理器具を手放した
- そもそも家でご飯べないのでレンジ・湯沸器だけでなく食器も手放した
- 家に帰ったら寝るだけなのでソファー・ラグ・机を手放した
- 布団も手放してマットレスとキャンプ用品で寝ている
ミニマリストは必要なものだけで暮らすというのはわかるのですが、これらはあまりにも極端だなと感じていました。
それと同時に「本当にわたしはミニマリストなのだろうか」という疑問も持つことになります。
マキシマリストとミニマリストの共通点と相違点
こうやって比べてみると、ミニマリストもマキシマリストも「自分が必要と感じるものに囲まれて暮らす人」という共通点が見えてきます。
一方で「自分が必要と感じるものの基準」が大きな相違点です。
ミニマリストはベッドや炊飯器などの一般的に必要とされているものすらも、その人の価値観で手放します。
人によっては部屋にマットレスとスマホのみなんてひともいるようです。
また、モノトーンなどのシンプルな色味を好む人が多いです。
マキシマリストは、自分の好きなもの、たとえばインテリアやガジェット、植物、家電などの好きなものに囲まれて暮らしています。
ミニマリストと同じくシンプルな色味を好む人もいますが、私が知っている限りカラフルな色味を好む人が多いです。
マキシマリストのなかには昔の暮らしをしたいという理由で炊飯器を持っていない人もいるかもしれません。
ミニマリストとマキシマリストの炊飯器を持っていない理由は大きく異なりますが結果は同じになります。
また、マキシマリストは「好きなものに囲まれて暮らしたい」を妥協せずに最大限に要求すると「好きなものだけに囲まれて暮らしたい」に変化し、結果的に余計なものが減ります。
また、好きなものがステキに見えるようにディスプレイするので部屋が整っているのが特徴です。
つまり、ミニマリストとマキシマリストの共通点と相違点をまとめるとこのようになるでしょう。
- 自分が必要と感じるものに囲まれて暮らしている
- 余計なものを持っていない
- 部屋が整っている
- モノの量(少ないor多い)
- 色使い(モノトーンorカラフル)
このようにミニマリストとマキシマリストの特徴を比較すると、意外にも共通点が多いことがわかりますね!
マキシマリストの部屋の特徴
マキシマリストの部屋の特徴はなんといってもモノが多いことです。
それと同時にモノが多いのにも関わらず部屋が整っているのも特徴の一つです。
なかには観葉植物で部屋が覆い尽くされているような部屋やペッツのコレクションで壁が埋め尽くされている部屋、おしゃれなインテリアが多数置いてある部屋などがあります。
カラフルなものを好む人が多いですが、自分のお気に入りのコレクションが綺麗に見えるように、それ以外のものはモノトーンや木材などのシンプルなもので揃えています。
カラフルな部屋の印象があるマキシマリストですが、なかには色味は抑えめだけどモノがたくさんあるマキシマリストもいます。
マキシマリストのファッションの特徴
マキシマリストのファッションは派手な人もいればシンプルな人もいます。
どっちの場合もミニマリストとの違いは「好きなものを身につけている」ということ。
もちろんミニマリストも好きなものを身につけているとは思うのですが、手持ちの服が多くならないようにコーディネートしやすい服を中心に選んでいることが多いと思います。
マキシマリストは(白シャツとデニムが好きな人はそればっかり着ている人もいますが、)合わせにくいヒョウ柄のスカートや真っ赤なパンツ、総柄のワンピースなど、コーディネートしにくそうなものも持っています。
そういうわたしも今の格好はヒョウ柄のスカート・カラフルプリントのTシャツ・金髪という派手な格好です。笑
わたしの周りにはもっと派手な人がいるから気にならない。笑
マキシマリストとゴミ屋敷の違い
モノが多い部屋=ゴミ屋敷
となってしまいそうですが、実際にはミニマリストの部屋は整っています。
ゴミ屋敷もモノが捨てられずにたくさんのものに囲まれた生活をしているのには間違いないですが、ゴミ屋敷においてあるモノは飲みかけのペットボトルやサイズの合わなくなった洋服やもらったけど一度も封を開けることなく置かれている引き出物などのほとんどが使わなくなったモノです。
つまりはゴミなんです!
一方、マキシマリストの部屋に置いてあるモノには全て意味があります。
先述したゴミ屋敷にあるようなモノは一切置かれていないのです。
- お気に入りの洋服
- パッケージにもこだわったビンやカンの飲み物
- こだわって選んだ小物
- いつ飲んだかわからない飲みかけのペットボトル
- サイズの合わなくなった洋服
- もらったけど一度も封を開けることなく置かれている引き出物
マキシマリストの芸能人
マキシマリストの芸能人というと所ジョージさんが有名ですよね!
世田谷ベースと呼んでいるご自宅にはバイクや時計などのコレクションから自分でDIYや修理をして使用している古い家電や建具までぎっしり置いてあります。
わたしが素敵だなと思っているマキシマリストの芸能人は森星さんです!
コロナ禍にYouTubeをひたすら見ている時期があったのですが、その時に見つけてかなり影響を受けました!
高いものももちろんなんだけど、リサイクルショップで買ってきたものを自分でリメイクして好きなものに変えていくのもすごく素敵です!
ベッドリネンを自分で染めていたりして、いっぱいものが置かれているのに全てのものに愛着を持っているのが伝わります。
まとめ:わたしはマキシマリストです!
普段持ち歩くバッグには財布・スマホ・鍵しか入っていないし、財布の中にはカードが3枚とほんのちょっとの現金しか入っていないので、わたしはミニマリストだと思い込んでいました。
一方で洋服は派手なものが多いし、インテリアもシンプルすぎるのは嫌いだし、便利で快適なものは持っていたいというミニマリストではない面もあり、ミニマリストと自称するのにずっと疑問を持っていました。
しかし、
「マキシマリスト=ゴミ屋敷」じゃない!
「マキシマリスト=好きなものしか持たない人」なんだ!
と理解してから、わたしはマキシマリストなんだと納得できました。
今までは「モノを減らそう」と思うとなんとなく拒絶反応が出ていたのですが、「好きなものだけを持とう」と考え方を変えることで、不思議とモノをたくさん手放すことができました!
とはいえ、まだまだわたしはマキシマリストの修行の身(?)です。
所さんや森星さんのように素敵なマキシマリストになれるように日々精進します!笑
写真
これは所さんとお仕事した時にいただいた世田谷ベースのオリジナルグッズ、アンダーリペアドッグのキーホルダー!