【確定申告】バイト兼業している人から節税を考える人まで|青色・白色申告どっちがいいの?
ミュージシャンの音楽とは関係ないところでのいちばんの悩みは確定申告ではないでしょうか?
この記事では
- ミュージシャンに確定申告は必要なの?
- 白色?青色?どっちがいいの?
- 節税したいけどやり方がわからない
- 法人化が節税って聞くけどどうなの?
などの疑問に答えます。
さっそくですが、ミュージシャンの確定申告は収入がどれだけあるかによって状況が異なります。
収入別に解説していきますので、あなたの状況と照らし合わせて読んでください!
ミュージシャン収入が20万円以下の場合
国税庁のページにこのような但し書きがあります。
※給与所得の収入金額の合計額から、所得控除の合計額(雑損控除、医療費控除、寄附金控除及び基礎控除を除く。)を差し引いた残りの金額が150万円以下で、さらに各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円以下の方は、申告は不要です。
確定申告が必要な方 – 国税庁
①給与所得−控除≦150万円
かつ
②給与所得以外の収入(ミュージシャンの収入)≦20万円
この場合は確定申告の必要はありません。
給与所得−控除≦150万円と言うことは、、、
基礎控除額は48万円なのでその他の控除がないと仮定すると、アルバイトや会社員の収入が年間198万円、つまりおおよそ月収16.5万円以下の場合を指します。
つまり、給与での収入が毎月16.5万円以下でミュージシャンの収入が20万円以下の場合は確定申告の必要はありません。
ミュージシャンでの収入は個人レッスンなど自分でお客さんからお金をもらってる場合と事務所などから
源泉徴収をされて報酬を受け取っている場合があります。
後者の場合は確定申告をすることで還付金を受け取れる場合があります。
ですので、金額が小さいうちから確定申告をするのもいいと思います!
しかし、会社からの給与は会社が管理してくれますが、ミュージシャンの収入は自分で管理しない限り誰も管理してくれません。
ですので、収入の少ないうちからミュージシャンとしての収入をメモに残したり音楽活動に使った領収書を取っておくことに慣れておきましょう。
最初から色々やるのは大変だと思います。
最初はきちんとやろうとせずにとりあえず取っておくだけでいいと思います。
日付順にする必要もありません。
どれが経費になるのかわからなければ領収書はとりあえず全部取っておいてもいいと思います。
空き箱でも100均のジッパーケースでもいいのでバサッと入れておきましょう。
音楽の勉強だけで大変なのに会計を勉強する時間なんて全然作れませんよね!
- ミュージシャンとして稼いだ金額をメモしておく(領収書の控えや請求書があれば残しておきましょう)
- 音楽活動に使った領収書を取っておく
最初はメモ程度で良いと思いますが、今後も音楽活動をつづけてミュージシャンとして生計を立てたい場合は将来的に確定申告が必要になってきますので、気持ちに余裕がある人はやよいの白色申告オンラインで記帳の練習をしておくといいと思います。
やよいの白色申告オンラインは完全無料で全ての機能が利用できる、駆け出しミュージシャンのマストアイテムです。
やよいの白色申告オンラインで記帳をしたからと言って、必ず確定申告をしなければいけないということではありませんので、まずは使い方を試してみるくらいの軽い気持ちで使ってみてくださいね!
やよいの白色申告オンラインミュージシャン収入が20万円以上48万円未満の場合
アルバイトや会社員をして年末調整をしていても、ミュージシャンの収入が年間20万円を超える、かつ副業の場合確定申告の必要が出てきます。
ここでいう副業とは、学生・会社員・アルバイトをしながら開業届を提出しない状態でミュージシャン活動をしている状態を指します。
副業の場合、収入が年間20万円を超えると確定申告が必要になりますが、本業の場合は48万円を超えるまで確定申告の必要がありません。
確定申告というめんどうな作業を避けるためにも開業届を出しましょう。
学生・会社員・アルバイトをしている場合も確定申告が必要です。その場合は副業ではなく兼業という形になります。
また、開業届と同時に青色申告承認申請書も提出しておくと、青色申告に切り替える時に便利です。
青色申告承認申請書を提出したあとも白色申告で問題ありませんので安心してください!
白色申告には完全無料で利用できるやよいの白色申告オンラインがおすすめです。
やよいの白色申告オンライン▼参考記事
https://life-of-music.com/kaigyou/ https://life-of-music.com/yagou/ https://life-of-music.com/tax-tell/やること
- ミュージシャンとして稼いだ金額をメモしておく(領収書の控えや請求書があれば残しておきましょう)
- 音楽活動に使った領収書を取っておく
- 【NEW】開業届を提出する(同時に青色申告承認申請書も提出しましょう)
もし、この記事を読んだ段階で「もうとっくに収入超えちゃってるよ〜、ペナルティがコワイ」という人がいるかもしれません。
しかし、開業届の提出が遅れたところでペナルティはありませんので気軽に提出しましょう。
むしろ、開業届を提出した時はこれからのミュージシャン生活を考えてワクワクした気持ちになったよ!
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ミュージシャン収入が48万円以上の場合
開業届を出していても、ミュージシャンの収入が年間48万円を超えるようになったら確定申告をする必要があります。
確定申告には白色申告と青色申告があり、どちらにもメリット・デメリットがあります。
白色申告のメリット・デメリット
- 帳簿付けが簡単
- 控除が基礎控除の48万円(38万円)のみ
- 10万円以上のものは減価償却の必要がある
青色申告のメリット・デメリット
- 帳簿付けが大変(複式簿記)
- 基礎控除に加えて青色申告特別控除の55万円(65万円・10万円)が受けられる
- 30万円まで減価償却の必要がなくなる
- 家族を従業員として雇える
つまり白色申告と青色申告どっちがいいの?
青色申告は複式簿記という形で帳簿をつけなければなりません。
簿記の知識がある人なら問題ありませんが、簿記の知識がない人が1から勉強をするのはとても大変です。
弥生会計から出ているクラウド会計ソフトのやよいの白色申告オンラインは無料で白色申告の書類を作ることができ、申告もすることができます。
青色申告のクラウドソフトは弥生会計・マネーフォワード・freeeと色々出ていますがどれも有料で、年間1万円から2万円程度かかります。
年間48万円稼げて開業届を出していると言っても、まだまだ会社員やアルバイトをしないと生活できないと思います。
ミュージシャンは経費がかさむので年間所得は赤字のことも多いでしょう。
ですので、今の段階では青色申告にして控除を増やさなくても大丈夫です。
やよいの白色申告オンラインは全ての機能が無料で利用できます。
- やよいの白色申告オンラインに申し込む
- やよいの白色申告オンラインで記録しておく
- 請求書・領収書などは引き続き残しておく(箱や袋にざっくりとで大丈夫)
- 翌年にやよいの白色申告オンラインで確定申告をする
日々、入力するのは大変だと思うので、まずは引き続き領収書などをざっくりと取っておくクセをつけておいて、年明けにそこから頑張りましょう!笑
青色申告をする頃までには日々(月ごとなど)帳簿をつけるようになっていればOKです!
やよいの白色申告オンラインミュージシャン収入で暮らせるようになって節税を考える場合
ミュージシャンは趣味=仕事のような職業なので、他の職業に比べて経費にできるものが多いのですが、生活費は経費にできません。
そこで控除が重要になってきます。
ですので、白色申告の基礎控除だけではどうしても所得金額が多くなってしまうと感じたら青色申告に切り替えましょう。
個人事業主で最も効果的で簡単な節税方法は青色申告に切り替えることです。
ここで開業届と同時に提出した青色申告承認申請書が活きてきます!
青色申告にするには青色申告承認申請書をその年の3月15日までに所轄の税務署に提出する必要があります。
確定申告をしようと帳簿をつけ始めてから青色申告にしたいと思っても遅いのですが、開業届と同時に提出しておけば、自分が青色申告に切り替えたいタイミングで変更することが可能です。
▼青色申告承認申請書を提出したのに白色申告をすることに抵抗ある人へ
https://life-of-music.com/tax-tell/やよいの白色申告オンラインで帳簿付けにも慣れてきた頃でしょう。
やよいの青色申告オンライン・マネーフォワードクラウド確定申告・freee(フリー)の3つのクラウド会計ソフトはどれも利用者数も多く使いやすいです。
今までやよいの白色申告オンラインを利用していた人はそのまま弥生会計シリーズを利用するのが簡単です。
やよいの青色申告オンラインマネーフォワードMEでプライベートの家計簿をつけている人はマネーフォワードクラウド確定申告もいいと思います。
自動化でカンタンに書類作成 マネーフォワード クラウド確定申告freee(フリー)は簿記の知識がなくてもできるように工夫されていますので、感覚で入力できるようにしたい人におすすめです。
無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」どのクラウドソフトも無料期間が設けられていますので、まずは登録してみて自分に合ったものを選んでくださいね!
ちなみにわたしはマネーフォワードクラウド確定申告を利用しています!
ミュージシャン収入が1,000万円を超えるようになったら
いますぐにではありませんが法人化も考えられるようになります。
それぞれの状況によって会社かするべきかどうか異なってきますので、一概にはいえませんが1,000万円を区切りとしておくのがいいと思います。
逆にいうと1,000万円以下での法人化はメリットよりもデメリットの方が大きいです。
まとめ:ミュージシャンの確定申告は状況によって異なる
みなさんの状況はどれかに当てはまりますでしょうか?
確定申告で悩んでいるミュージシャンの助けになれば嬉しいです!
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