白色申告とは?完全無料で利用できるおすすめのクラウド白色申告ソフトの紹介!
白色申告とは?
確定申告は白色申告と青色申告の2種類があります。
白色申告は「カンタンだけど節税ができない」というのが大きな特徴です。
また、青色申告をするには事前に手続きが必要です。ミュージシャン活動をはじめたばかりで特に手続きをしていない場合は自動的に白色申告になります。
白色申告のメリット・デメリット
白色申告のメリットはカンタンということです。家計簿やおこずかい帳を普段からつけている人でしたら帳簿付けの知識がなくても問題なく行うことができるでしょう。
白色申告のデメリットは節税ができないということです。特に青色申告にすることで受けられる青色申告特別控除の最大65万円の控除を受けられないのは大きなデメリットです。
青色申告にはほかにも節税につながる制度がたくさんあります(詳細は後述)。
国税庁の調査で所得が多くなるほど青色申告をしている比率が大きくなることがわかっています。
所得がアップするほど節税効果を狙って青色申告にする人が多いですが、反対に所得がまだそこまで多くない人は帳簿付けの手間をなくすために白色申告をあえて選択する人もいるようです。
また、2012年までは所得が300万円以下の場合、白色申告は帳簿付けの義務がありませんでした。
これにより白色申告と青色申告の手間の差が減りました。
もし税制ルールをアップデートできずに帳簿付けをしていない人がいたら、いまからはじめましょう!
白色申告の提出書類
白色申告に必要な書類は「収支内訳書」と「確定申告書」です。
原則として毎年2月16日〜3月15日までに提出します。
還付請求の場合はいつでも大丈夫!でも後回しにすると忘れちゃうから、この期間に提出することをおすすめします。
収支内訳書とは?
1年間の収支を計算して事業所得を計算します。
収入と経費はこちらにまとめます。
確定申告書とは?
収支内訳書で計算した事業所得から控除を引いて課税所得を計算します。
日々、収入と経費を帳簿づけするものが収支内訳書
年に1度、確定申告時に計算するのが確定申告書
といったイメージです。
収支内訳書はおこづかい帳と同じようなものです!
白色申告書の作成方法
白色申告書の作成方法は3種類あります。
- 手書きで用紙に記入する
- インターネットの確定申告書等作成コーナーで作成し印刷する
- 確定申告ソフトを利用する
手書きで用紙に記入する場合、用紙は税務署でもらってくるか国税庁のホームページからダウンロードできます。
①年間の収支を書いた書類(おこづかい帳と同じ形式でOK)と②年末に送られてくる控除の書類があれば確定申告書を作ることができます。
記入内容がわからない場合は税務署で直接相談することも可能です。(無料!)
パソコンやインターネットが苦手な人におすすめな方法です。
インターネットの確定申告書等作成コーナーを利用する場合も①年間の収支を書いた書類(おこづかい帳と同じ形式でOK)と②年末に送られてくる控除の書類があれば確定申告書を作ることができます。
手書きとは違い、記入するべき場所を教えてくれるのでカンタンです。
パソコンやインターネットに慣れている人におすすめの方法です。
確定申告書等作成コーナーはこちら!
確定申告ソフトを利用する場合も①年間の収支を書いた書類(おこづかい帳と同じ形式でOK)と②年末に送られてくる控除の書類があれば確定申告書を作ることができます。
確定申告ソフトを利用する場合は年間収支を書いた書類を作る代わりに日々確定申告ソフトに
入力しておくことで、確定申告の時期には②の控除の書類を記入するだけで確定申告ができます。
将来的に青色申告を考えている人や事業収支を日々計算することで業務改善に活かすこともできますので、収支の記入に慣れてきた人や事業に余裕が出てきた人におすすめの方法です。
白色申告書の提出方法
白色申告書の提出方法は3種類あります。
- 税務署に持参する
- 税務署に郵送する
- e-Taxを利用する
税務署に持参する場合、自分が提出する税務署を調べて持参します。
すぐに内容をチェックしてもらえて、その場で承認印をもらえます。
※承認印がついた確定申告書は収入を証明する大切な書類なのでなくさないように保管しておきましょう。
税務署に郵送する場合、自分が提出する税務署を調べて郵送します。
後日承認印がついた書類が送られてきます。
※承認印がついた確定申告書は収入を証明する大切な書類なのでなくさないように保管しておきましょう。
e-Taxを利用する場合、マイナンバーカードとカードリーダーやマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンが必要です。
①利用識別番号と②電子証明書を取得し③確定申告書作成コーナーなどから提出します。
それぞれを分けて行うと大変ですが、確定申告ソフトを利用することでこれらを順序よく取得することができます。
後日、e-Taxを通じて受信通知が届きます。受信通知は税務署でもらう承認印と同じ効果があります。
確定申告書の控えに承認印があるものが、コロナ禍の補助金の申請に必要だったのは記憶に新しいです!ほかにも保育園入園の書類や銀行の法人口座の開設やクレジットカード発行に必要な場合もあります。
おすすめの白色申告ソフト
確定申告ソフトはいろいろありますがランニングコストや使い勝手から、やよいの白色申告オンライン、マネーフォワードクラウド確定申告、freeeの3つのソフトをおすすめします。
特に、やよいの白色申告オンラインは完全無料で全ての機能が利用できますので、コストを抑えたい人には特におすすめします。
まとめ
白色申告は「とにかく事務作業に時間を取られたくない!」という人におすすめします。
しかし、白色申告は税制上のメリットが受けられないことから、将来的には青色申告にすることになるでしょう。
また、白色申告でもそれなりに手間はかかるので確定申告ソフトの利用をおすすめします。
今回おすすめしたやよいの白色申告オンラインは完全無料ですべての機能が利用できる白色申告ソフトです。
また、同じ弥生会計から出ている請求書ソフトMisoca(ミソカ)の連携もできるので、事務作業の効率化をするのにおすすめです。
また、Misoca(ミソカ)も月に10通までの請求書発行が無料です。
会計に手間をかけずに効率化をはかりたい駆け出しのミュージシャンにとって、神サービスですのでぜひ利用してみてくださいね!
全部無料でできるのすごいよね!弥生会計はフリーランスの強い味方!
▼やさしい解説で税金とお金のことがわかるようになるおすすめ書籍!