レーベルとは?自主レーベルはどうやって立ち上げるの?
こんにちはー!
フリーランスミュージシャンの管理人みーです!
夫婦ともにフリーランスミュージシャンをしています。
現役フリーランスミュージシャンによる仕事の話や仲間同士だとなかなか話題にしにくいお金の話をわたしの経験や周りのミュージシャンの話に基づいて発信しています。
「ミュージシャンになりたいっ!」
「ミュージシャンをやってるけど、お金の不安が解消しない」
というミュージシャン本人の目線
「結婚を前提にお付き合いしてる彼がミュージシャンなんだけど将来が心配…」
「子どもがミュージシャンになりたいと言ってるけど親としてはなんとなく不安…」
というミュージシャンのパートナーの目線
どちらにも役に立つ情報を発信できればと思っています!
CDを作って流通させよう!
今は色々な情報やサービスがネットを通じて手に入れられるようになり、大手レーベルではなくてもタワーレコード・HMV・ディスクユニオンなどの有名CDショップやAmazonや楽天などの大手通販サイトを通じて全国にCD流通させることが可能になりました。
実際にわたし自身も自主レーベルで全国流通のCDを販売した経験があります。
しかし、制作の際は色々な情報がバラバラだったので大変でした。
ですので、初心者でもわかるように数回に分けて自主レーベルでCDを全国流通させる方法を発信していこうと思います。
レーベルとは
今回はレーベルについてです!
レーベルとはレコード会社の一つの部署でアーティストはレーベルと契約をします。
「メジャーデビューします!」というのはメジャーレーベルの企画のもとCDを出すよ!ってことだね!
レコード会社はCDの制作・流通・販売・広告をし、レーベルはCDの企画・アーティストの発掘などをしています。
大昔はメジャーじゃないと一流じゃないと認めてもらえない風潮がありましたが、今は有名アーティストがメジャーから離れて自主レーベルを立ち上げてCDを作っていたり、インディーズレーベルから最近の流行が発信されていたりと状況が変わってきています。
レーベルごとに音楽性が違うので、ショップによっては人気のインディーズレーベルの最新アーティストコーナーがあって、音楽好きはそういうところで新しいアーティストを発掘したりしています。
今は良くも悪くも音楽がショップの担当者に気に入ってもらえたらたくさん宣伝してもらえて売上にもつながります。
わたしが出したCDもディスクユニオン某店舗の推しアルバムにしてもらえて、その店舗だけ注文数がほかの店舗に比べて多くてびっくりした経験があります。
試聴機に入れてもらえた店舗もありました!
というわけで、今回はメジャーレーベル・インディーズレーベル・自主レーベルのそれぞれの特徴について知っていきましょう!
メジャーレーベル
基本的には大企業のレコード会社に属するレーベルはメジャー・レーベルと呼ばれますが日本と世界では定義が異なります。
世界・・・ユニバーサルミュージック、ソニー・ミュージックエンターテインメント、ワーナー・ミュージック・グループの3大レーベルのこと。
日本・・・日本レコード協会に入会している正会員の各社に属するレーベルのこと。
日本の方がメジャーと呼ばれる範囲が広いことがよくわかります!
また、インディーズレーベルでもメジャー流通と呼ばれる流通があり、メジャーレーベルの方法と同じように流通・販売・広告が行われる場合があります。
その場合は、レーベルがインディーズでもメジャーと同じとみなされる場合が多いです。
メリット
- 制作・広告の資金が豊富。
- 販売網の強さ。(他企業とのつながりが多い。)
- ネームバリュー。
デメリット
- 制約がある場合がある。
- 制作までに時間がかかることがある。
規模が大きいとメリットもデメリットも大きいね!何よりのメリットは「メジャーデビューしたよ!」って言えるとこかなと思います!
インディーズレーベル
上記のメジャーレーベルに当てはまらない中小企業のレコード会社はインディーズ・レーベルと呼んでいいでしょう。
トイズファクトリー、P-VINE RECORDS、カクバリズム、SPACE SHOWER MUSICなど、他にもたくさん有名なインディーズレーベルがあります。
名前を聞いて、「ここってメジャーじゃなかったの?」って思うくらい有名で憧れるようなレーベルもあると思います。
レーベルの名前だけ見てわからなくても、所属アーティストを調べると驚くことでしょう。
それだけメジャーとインディーズの差は無くなってきています。
メリット
- 自由な活動ができる。
- 売上に対してアーティストの配分が大きい。(メジャーに比べて関わってる企業が少ないため。)
デメリット
- 資金が限定的。
- 大規模なプロモーションがしにくい。
テレビでも活躍している有名なアーティストがインディーズレーベルってことも本当に増えたよね!
自主レーベル
さて、今回の本題!
自主レーベルです!
これは特に定義はありません。
レーベル立ち上げました!
といえば、それは立派な自主レーベルです。(笑)
バンドで立ち上げてもいいですし、なんなら自主制作という形でレーベル名を付けなくても大丈夫です!
全国流通させることもできます。
その場合、通販サイトなどのレーベル欄が「自主制作」となるのでレーベル名を付けておいた方がかっこいいです!(笑)
メリット
- とにかく自由!!!(笑)
- 売上が資金に直結!
デメリット
- 資金は自分たちで用意しなければいけない…
- ネームバリューがゼロ…
これらのデメリットは知名度がすでにあって資金も十分に有る状態のアーティストには特に問題になりません。
デメリットがなく、自由に好きな音楽活動ができた上で売上が収入に直結するなら、多くの元メジャーアーティストが自主レーベルを作って独立するのも納得ですよね!
元メジャーアーティストだけではなくて、これからのアーティストにとってはメジャーレーベルへ実績を見せられるというメリットもあります。
CD販売の実績のない人をプロデュースして売り出すのと、自主レーベルで何千・何万枚の販売実績があるアーティストを売り出すのだったら後者の方が有利なのは簡単に想像できます。
自主レーベルの一番のネックは資金ですが、最近はクラウドファンディングで集める方法もあります。
ライブをある程度やっていて、ファンのついてるアーティストだったらきっと集めることができるでしょう!
今はガジェット開発などでよく使われているクラウドファンディングですが、発祥はジャズ作曲家マリア・シュナイダーがCDを作るために資金を集めたところからだというのは豆知識!
まとめ
最近はApple Music・Spotify・YouTubeなどのサブスクで音楽を聴く人も多いと思いますが、CDの文化はまだ残っています。
CDでしかわからない情報(サポートバンドメンバーやレコーディング環境など)やアーティストのジャケットへのこだわりを知りたくて、自分が好きなバンドやアーティストの音源はCDとして持っておきたいという人もまだ多いのです。
わたし自身もアーティスト活動をするときにCDを制作すると同時に色々なグッズを作って販売していますが、お客さんが喜んでくれるのはどんなグッズよりもCDだと実感しています。
また、発売されたCDがショップや大手通販サイトに並んでるのをみて、多くのファンの人が喜んでくれました!
応援しているアーティストのCDが流通するのはそれほど嬉しいことなんだと思います。
自主レーベルでのCD制作は金銭面をクリアすればメリットが多いものだと思います。
少しずつ自主レーベルでCDを流通させる方法を学んでいきましょう!
おしまいっ!
▼自主レーベルでCDを全国流通させるために決めておくべきこと
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